2013年8月27日火曜日

WZR-G108 Buffaloのちょっと古い無線ルータ不安定

WZR-G108 を実家で長い間使用しているのですが、ちょくちょくルータが応答しなくなり不安定です。

ルータが応答しなくなったら、電源を抜いて強制的に再起動するしか復帰方法がない。
ルータのファームウェアも最新版(Ver 2.41)を用いています。

今日いい加減に嫌気がさして、設定を軽くメモして工場出荷時設定(初期化)に戻しました。
戻した後、メモした内容を元に設定を元に戻していき、不要なNATログ出力を無効にしたりして
ルータの負荷を軽くする感じにチューニングしてみました。
とりあえずこれで初期化したことによる効果を様子見で確認します。

本当は無線暗号方式は AESを使いたいのですが、AESで使っていると2日に1回ぐらいの割合で無線(Wi-Fi)が死に、強制再起動を余儀なくされるので断念して、脆弱なのは承知の上でWEPを使っています。

WEPだと当然非常に不安なので、MACアドレス制限を有効にしてセキュリティを高めてますが、これでも侵入しようと思えば、きっとパケットキャプチャされて通信しているMACアドレスを知られ、
そのMACアドレスに偽装(MAC Address Spoofing)してWEP暗号を破られれば
侵入されちゃうんでしょうね?うーん・・・・。

この問題を考えていて、任天堂DSがWEP暗号しかサポートしてない問題を思い出しました。
この例によらず、昔売られていたハードウェアは開発が止まりファームウェアも更新されなくなるので、こうなってくるとやはり新しいハードウェアに買い替えしかないのでしょうか?

実家に、「Avel Link Player2」というネットワークメディアプレイヤーもあるのですが
これも昔のままファームウェア更新が止まっているので、最新のH.264形式の動画を再生できなかったりして、コーデックを自分で追加することも出来ず困っています。
最新のハードウェア買い替え以外に何か対策がないものか・・・。
最新のハードウェアに買い換えてもいいけど、また年月が過ぎたら古くなって使い物にならなくなるのが目に見えてるので
物理的に壊れてしまうまで使いたい性格の自分としては、なんだかなぁと。
継続的に将来も有効に活用できるハードウェアの買い方をしたいものです。

2013年8月7日水曜日

Windows8を脆弱にして管理者権限を簡単に振りかざす方法

知り合いに「Windows8でWSH等のスクリプトがエラーで動かないんだけど?」と
相談されました。エラーの原因はスクリプト実行ユーザの権限不足なのですが
そもそもAdministratorsに所属しているのにおかしいな?
Windows7だとコントロールパネルからUAC(User Access Control)を無効にするとか
すれば、XPみたいな感じに使えますが、Windows8ではさらにセキュリティが強化
されており、それだけではまだスクリプトの実行は色々エラーが出る模様。

解決策は、下記を実行して管理者権限を開放する方法。

レジストリエディタで下記を修正。
キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\System

名前:EnableLUA

データ:0

ただしWindows8のセキュリティ機構を無効化しちゃうので、あまりオススメはしません。
本来ならそのスクリプトを実行する時にだけ権限を昇格させるような方法を模索
※ Linuxで言うところの sudo みたいな・・??
すべきだと思いますが、とりあえず動かすだけならこれで従来のスクリプトが動いたりします。

スマートフォンをリモコンにしてパソコン内の動画を再生!!

スマートフォン(Android、 iPhone)をリモコンにして、パソコン内に入っている動画ファイルを
再生できる、まさにパソコンをホームシアターにしてしまう面白いソフトウェアを導入してみました。

その名は「xbmc」。
参考にしたのは下記サイト(Windows版について書かれてますが参考になりました。)
動画をテレビとパソコンで再生「XBMCを使ってみよう 」

Linux mintでこれを導入してみた所、大変快適な動画視聴環境が出来上がりました。
実家に構築したのですが、家族が持つAndroid or iPhoneをリモコンに出来るので、新たに
リモコンを買ったりBluetoothやIrDA(赤外線)インタフェースをパソコンに増設したりしなくて良いです。
IPレベルで通信出来るので、同じLANに参加(Wi-Fiネットワークなら普通そうなってる)すればいいだけ。


Android版xbmcのリモコンアプリ
https://market.android.com/details?id=org.xbmc.android.remote

iPhone版xbmcのリモコンアプリ
https://itunes.apple.com/us/app/unofficial-official-xbmc-remote/id520480364?ls=1&mt=8

どちらも無料。

そして、Linux側でやることは
ここ を参考に導入、設定するわけですが
ぶっちゃけそんなにたいしたことはしなくて良くて
sudo apt-get install python-software-properties pkg-config
sudo apt-get install software-properties-common
sudo add-apt-repository ppa:team-xbmc/ppa
sudo apt-get update
sudo apt-get install xbmc
とコマンドを実行するだけでインストールできて
$ xbmc
とコマンドを打つだけでシステムがもう立ち上がります。
立ち上がったら、ここ を参考に日本語化の設定をします。
その後 ここ を参考にWebサーバを有効化します。

後は手元のスマフォから接続して操作するだけという簡単仕様。
大画面テレビに接続すればホームシアターが出来上がります。
そうでなくても、普通のモニタで見るにしても、例えばベッドで横になりながら
色々動画見たい場合等、キーボードやマウスで操作するのが面倒だけどダラダラ
見たい時に、手元のスマフォでリモート操作できて大変便利ですw

以上、ちょっと駆け足気味に軽く紹介しました。

2013年8月1日木曜日

Linuxシステム全体をイメージファイルにバックアップする

実家にちょっと特殊に作り込んだLinuxサーバを構築したのですが
万が一システムが吹っ飛んだりしたらものすごく苦労したので目も当てられません。
なので、システム全体をバックアップして万が一に備えたいと思います。

バックアップの種類は色々あると思いますが、今回はOSそのものをイメージファイル
形式にバックアップできるソフトウェアという条件で探しました。

もともとpartcloneというツールを使ったことがあったのですが、このツールだと
マウント済みのシステムはバックアップが取れないので、ssh経由でバックアップする
とかが出来ず、USBメモリからLiveシステムを起動してバックアップしてと
物理的に手間がかかります。

今回使ってみたのが mondo rescue というツール。
以下手順。(検証はUbuntu 12.04 LTS版 32bitで行いました。)

すんなりapt-getで入らないので、下記コマンドを実行してインストールします。

$ cd /etc/apt/sources.list.d/
$ sudo wget ftp://ftp.mondorescue.org/ubuntu/12.04/mondorescue.sources.list
$ sudo apt-get update
$ sudo apt-get -y install mondo
マニュアルを読みたい場合は下記で。

$ man mondoarchive
日本語の情報ではこちらのサイトが非常によくまとまっておりました。

http://www.asahi-net.or.jp/~aa4t-nngk/mondo.html
ただし、情報が古いのかわからないのですが、特定ディレクトリを除外するオプション
である「-E」オプションの使い方がちょっと最新のmondoだと違うっぽいです。
manを見て気付きましたが、上記サイトには

# mondoarchive -E "/some/path /another/path"
といった形でダブルクォートで全体を囲みつつディレクトリはスペースで区切ると書いてありますが
manによると
# mondoarchive -E "/some/path|/another/path"
のように、「|」(パイプ)で区切るのが正しいようです。
私の場合、下記コマンドでバックアップしてみました。
$ sudo mondoarchive -Oi -L -d /mnt/500g/backup/mondo/ -6 -S /var/mondo/scratch/ -T /var/mondo/tmp/ -E "/var/data|/mnt" -s 44800m
一応採用したオプションの意味を書きますと -Oi → ISOイメージ形式にバックアップする
-L → LZO形式に圧縮する(gzipやbz2より良いと個人的に思っている為)
-d → どのディレクトリにバックアップするか
-6 → 圧縮レベル(0で無圧縮、9で最高圧縮です。)
-S → scratch作業用ディレクトリ(適当な空ディレクトリ指定で良いようです)
-T → tmpディレクトリ(適当な空ディレクトリ指定で良いようです)
-E → バックアップから除外するディレクトリの指定(/var/data/ と /mnt/ を除外しました。)
-s → 出来上がるISOファイルの最大サイズ。このサイズを超えると分割されます。1ファイルにまとめたかったので適当に40GB程を指定して分割されないようにしています。
バックアップが終わったファイルは3.5GBになりました。
バックアップ対象は6.2GBなので半分よりちょっと大きいサイズになったという感じでしょうか。
-6指定を-9指定にすればもっと小さくなるでしょうが時間かかりそうなのでやめておきます。

まだリストアの検証はしていませんが、もしリストアする機会がありましたらまた記事書くかもです。
※業務で使うならちゃんとリストア検証もしておきましょう・・w

-- 追記 --
mindi パッケージが「認証されていません。検証なしにインストールしますか?」といった
警告が出てきてしまいますので、下記コマンドを実行しておきましょう。

$ wget ftp://ftp.mondorescue.org/ubuntu/12.04/mondorescue.pubkey -O - | sudo apt-key add -